最高レート1902 SMヘラダース入りスタン(メガシンカ無し)

◆前語り

はじめまして。

ポケモンSMでシングルレーティングバトルに参加しております。鼻セレブと申します。

 

対人戦は4世代から5世代(フリー)にかけて熱中しておりましたが、6世代のメガシンカにより変貌したヘラクロスの姿にショックを受け、ポケモンから遠ざかっていました。最近良い縁に恵まれサンムーンより本格的にレーティングに参加しております。レーティングにおいては完全なる新参です。よろぴくぴく。

 

皆さんはヘラダース構築という古臭いカビの生えた戦術をご存知でしょうか。主に4世代の頃に流行した戦術でサンダースの身代わりをバトンタッチでヘラクロスに回して無償降臨させるという画期的で筆者が好きな戦術でした。

 

今の環境だとフェアリータイプの増加に伴う虫、挌闘技の通りの悪さから「ほーん、で?」と言われそうなこのヘラクロスとサンダースの組み合わせを今風にブラッシュアップして最高レート1900超えに到達出来たので記事を書こうと思いました。

 

本当なら2000を超えてから記事を書きたかったのですが猛烈な自己顕示欲に勝てそうにないので、こうして記事を残そうと思います。強い勝てない。

 

ポケモンというのは好きな駒を使って遊べる詰将棋みたいなものとは言ったもので、自分の好きなポケモンで勝ちたい!と思っている人のヒントになれば幸いです。

 

 

◆パーティ構築

イカれたメンバーを紹介するぜ!!!

 

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全員一番の採用理由は"見た目”(重要)

 

サンダース@命の珠 蓄電 臆病CSぶっぱ
10万ボルト/ボルトチェンジ/めざパ氷/欠伸

 

愛すべき相棒枠。型は5世代の頃から流用。7世代に入ってコケコという上位互換に近い存在が現れた悲しみを背負いし者。

差別化という点では頭おかしいんじゃないかってレベルに電気の通りが良いこのPTでは蓄電という特性だけでも十分に差別化が出来ていると本気で思っている。

一番の特色は豊富に覚えるサポート技なので、積みアタッカーの通りが良さそうな際には欠伸による起点作りを積極的に狙っていきます。未だに欠伸を受けると相手が眠るメカニズムは不明。

 

S130族に新たにコケコが登場してお株を奪われたものの、対面だと同速勝負に勝てば10万2発で勝てる。多分耐久調整したらマジシャ2耐えしそうなんですがブッパ以外めんどくさいんでそのまま。

 

めざパの弱体化によりガブを一撃で落とせなくなったので命の珠で火力を補強。愛すべきサンダースが命をゴリゴリ削りながら戦う姿を見るとトレーナーというのは因果な存在だなぁと思った。

 

 

ウツロイド@突撃チョッキ ビーストブースト 臆病CSぶっぱ

パワージェム/ヘドロウェーブ/草結び/ミラーコート

 

あ"ぁ"ー、特殊の撃ち合いなら絶対負けないくらいの硬さと起点にならない程度の火力、そこそこの素早さでフェアリータイプに打点があって見た目も俺好みな奴いねぇかなァ!?

 

と結婚するなら年収1000万は欲しいワガママ婚活女子みたいな事を言う筆者の為に現れた存在。特殊耐久はフィールド下控えめテテフのサイコキネシスを確定耐え、C127あるので耐久無振りの相手なら撃ち合いに持ち込めばほぼ勝てて、分が悪い場合はミラコで誤魔化せる。見た目もなんかリーリエみたいと完璧な特殊受け兼アタッカーの欲張り構成。

 

ウツロイドの良い所は耐久無振り前提のリザードンXYどちらも上からパワージェムで確1なので検定の必要が無い事。Yなら後出しからでも狩れます。Xは積まれたら無理。

後出ししてきてドヤ顔でZ技を撃ってくるギルガルドもミラコで落とせます。身代わり持ちと物理型は無理。普段の善行が試される時。

 

 

ヘラクロスこだわりスカーフ 根性 意地っ張りASぶっぱ

インファイト/メガホーン/ストーンエッジ/地震


5世代の頃から使っている永遠のエース。

ブサイク(個人の価値観)ながら非常に強力なメガシンカを得た事によりスカーフが読まれにくくなった。奇襲性が増したイケメン。

 

環境に合わなくなっているので重い相手にピン刺しで当てる使い方がメイン。

 

初手に来ることが多いコケコ、ゲンガー、ゲッコウガバシャーモや高速紙耐久勢が主な仕事対象。奇襲で一体落とし、後述のエアームドを落とす手段が無くなった相手にサイクル戦を仕掛けるのが主な勝ち筋。事実、初手でこれらのポケモンを落とせた際の勝率はほぼ100%。

 

1発の弾丸の様なイメージで使う感じで、ヘラクロスが落ちるまでにどれだけ相手のパーティに損害を与えれるたかで勝率も変わります。

 

一番よく使う技が不一致の地震というのがこのポケモンの"リアル"な"今”を表現している…

 

 

ギャラドス@ラム 威嚇 陽気ASぶっぱ

滝登り/地震/挑発/龍の舞

 

加速するインチキ野郎ことバシャーモが憎いのと、ドヒドイデにハメ殺された事で生まれた復讐の化身。

 

バシャーモは役割破壊の雷パンチやら岩Zされるわバトン回されるわで安定せず、ドヒドイデも裏にブルルがいるので打点が無く、考察の底の浅さを露呈する事になった。

 

しかし、使ってみると素催眠ゲンガーを起点に出来たり、カバ展開阻止したり、受けポケモンを挑発で逆に起点に出来たりとこれはこれでかなり強かった。

 

例えるなら昔おかんが凝った料理を作ろうとして失敗したけどこれはこれでなんやかんや美味いみたいな感じのアレだった。

 

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※参考イメージ

 

 

ウルガモス@気合の襷 虫の知らせ 控えめCSぶっぱ

炎の舞/虫のさざめき/サイコキネシス/蝶の舞

 

バシャーモ対策の本命。

加速されて止まらなくなった時の為に襷を持たせた。臆病で使いたかったが確定で落とす為に控えめ、襷と相性が良さそうな虫の知らせで採用。

 

通りが良さそうだったり、バシャーモが見えるととりあえず選出。加速する前の対面で会うと裏のギャラドスに交代読みをしてくるのか皆一様に守らずに攻撃してくるので無傷で突破する事が多かった。

 

通りこそ悪いものの知らせ発動さざめきの火力はなかなかのもの。炎の舞で火力を上げることもあるので居座れば居座るほど強くなっていく。しょっちゅう3タテ決める出来るモスラ

 

マンダが重いのでめざ氷個体で作ったが炎技とサイキネは外せないので外すなら虫のさざめきになる。しかしそうなると特性が無意味になるというアイデンティティクライシスに陥るジレンマ。

 

彼(♂)は今揺れている…

 

 

エアームドゴツゴツメット 頑丈 図太いHBぶっぱ

ドリル嘴/ステルスロック/羽休め/吹き飛ばし

 

パーティの要。守護神。キャプテン翼で言う所のSGGK。スーパーゴツゴツキーパー。

型自体は5世代の頃から使っている昆布型。主に初手の選出をミスした時の引き先。

 

圧倒的な物理耐久と高速回復技持ち。数値受けもタイプ受けも可能な優秀な存在。起点回避の為に吹き飛ばしも完備しており、仕事でミスした時にカバーしてくれる頼れる上司の様な存在。筆者の職場にそんな人はいない。くそ。

 

反面特殊耐久はかなり脆い為、得手不得手がハッキリしている。裏を返せば交代読みがしやすいとも言える。

相手の選出次第では逆に足を引っ張る事もあるので使い所が肝心。

 

ニックネームに翼が鉄扇みたいなんでテッセンにしたんですけどね、キンセツシティのオッさんのジムリーダーも同じ名前なんですよね。よくわからんけど不快だった。

 

 

以上の6体でレートの荒波に抗っております。メガシンカ無し縛りのハズが意図せずZ技も無しの欠陥構成だと思います。

 

 

◆運用方法

単体で見ればどれもテンプレ構成、もしくはそれを少しいじったものしか入っていませんが主な勝ち筋は意表を突いた奇襲にあります。

 

何を以て意表をつくかというと、このパーティを使う上でレートでよく見られる重い相手を見るポケモンを相手視点から少しズラすことです。

 

 

カプ・コケコ→スカーフヘラクロス

(初手に合わせて早い段階でメガシンカしに来たと香らせる)

 

 

ギルガルド→チョッキウツロイド

ウルガモスだと炎の舞では一撃で落とせず、Zシャドボ+影打ちで落ちる)

 

 

バシャーモ(メガ含む)→ウルガモス

ギャラドスは前述の通り)

 

 

カプ・テテフ→チョッキウツロイド

(スカーフを持っていてもサイキネは耐えてヘドウェで高乱数で落とせる)

 

 

コケコは別として、ギルガルドバシャーモはむしろ自分から後出しで出てくる事もあるので、誘い出して落とせる展開が多い為イージーウィンしやすい試合が何度かありました。

ガルドが物理型だったり、相手のポケモンが予想外な型で逆に負ける事もありますが、レートを上げるにはメジャーな型を対策して少しずつでも勝ちを拾う事が大事だと思います。

 

理想的な勝ち方はエアームドウツロイドでサイクルを回し、残りをSに自信のあるポケモンや刺さっているポケモンで後掃除する形です。こうなるとヘラダース全然関係無いですね。とんでもないタイトル詐欺やんけ。訴訟。

 

◆基本選出